30秒でわかる要点
専門家の知識をルールベースで記述し、推論エンジンで判断を行うシステム。第二次AIブーム(1980年代)の中心的技術。知識獲得のボトルネックが課題となった。
「エキスパートシステム」の練習問題
当サイトの練習問題から、この用語に関係する問題をピックアップしました。
Q1知識獲得の問題(ナレッジボトルネック)が、エキスパートシステムの普及を阻んだ理由として最も適切なのはどれか。
- 専門家から知識を引き出し、ルール形式に体系化するプロセスが非常にコスト高で時間がかかった
- コンピュータのメモリ容量が限定されていて、膨大なルールを保存できなかった
- オントロジーという概念がなく、知識を表現する方法が存在しなかった
- 機械学習で自動的に知識が獲得される技術がすぐに登場したため
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正解:A
エキスパートシステムは、人間の専門知識を引き出し、それをルール形式に変換する「知識工学」プロセスが極めてコスト高だった。専門家へのヒアリング、ルール化、保守には多大な人的資源が必要で、これがナレッジボトルネックと呼ばれた。B、C、Dは正確ではない。
Q2エキスパートシステムの起源とされる『MYCIN』はどの医療領域に特化していたか。
- がん診断
- 血液感染症の診断
- 心臓病の治療
- 脳腫瘍の検出
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正解:B
MYCINは1970年代にスタンフォード大学で開発された血液感染症(バクテリア感染)の診断と治療薬推奨システム。医学専門家の知識を450以上のルール形式で表現し、最大95%の診断精度を達成した。第2次AIブーム時代の傑出した成功例である。
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